支援報酬だけに頼らない!登録支援機関の新・収益モデル3選~人材不足時代を生き抜くための、次の一手~

支援報酬の限界が見え始めている

特定技能制度が始まってから数年。
多くの登録支援機関が着実に契約数を増やしながらも、「支援報酬だけでは採算が取れない」 という声が年々増えています。

支援業務の工数は増え続ける一方で、企業側のコスト意識はより厳しくなり、1名あたりの報酬単価を上げることは容易ではありません。

さらに、ミャンマー・ベトナムなど主要国の候補者減少によって、「支援先の新規獲得が難しい」「契約の更新率が落ちている」 といった声も多く聞かれます。

つまり、今の登録支援機関に求められているのは、“支援報酬以外で収益を生み出す力”です。

現状課題:なぜ支援報酬に依存すると苦しくなるのか

1. 候補者減少による契約数の頭打ち

  • 渡航制限・教育停止の影響で、送り出し数が減少
  • 企業側も「新規採用より定着重視」にシフト

➡ 契約件数を増やす従来のモデルでは、成長が止まる

2. 支援単価の価格競争

  • 他支援機関との競争で「月1万円以下」まで値下げする例も
  • 実務負担に見合わない収益構造が常態化

➡ 単価依存からの脱却が急務

3. 支援コストの上昇

  • 通訳・巡回・書類対応などの工数増大
  • 担当者育成や教育研修コストも拡大

➡ 「契約増=負担増」というジレンマに直面

 解決の方向性:支援を“ビジネスモデル化”する

この状況を打破する鍵は、 支援業務を「付加価値サービス」として再定義し、教育・コンサル・連携の3軸で事業化することにあります。

単なる行政対応や生活サポートに留まらず、企業や候補者に対して“成果を出す仕組み”を提供することで、 登録支援機関は利益率の高いコンサル型ビジネスへと進化できます。

登録支援機関の新・収益モデル3選

1. 教育事業モデル ― 「定着率=収益率」に変える

◎ポイント

採用後の教育・定着支援を有料プログラム化するモデル。
外国人材の即戦力化を目的に、独自カリキュラムを開発します。

◎具体例

  • 渡航前の日本語/生活ルール講座(動画・オンライン対応)
  • 配属後の職務教育・安全教育
  • リーダー層向けステップアップ講座

教育内容を企業ごとにカスタマイズすることで、1社あたり 月3万~10万円の教育支援料 を設定可能です。企業にとっても「教育に外部ノウハウを使う」ことは合理的であり、 支援+教育のセット提案で契約率が高まります。

2. コンサルティングモデル ― 受入体制の整備支援をサービス化

◎ポイント

「女性人材を受け入れたいが環境が整っていない」「新しい国籍の人材を採用したいが不安がある」そんな企業に向けて、受入環境整備コンサルティングを提供。

◎提供内容例

  • 住居・生活支援の設計(家具・交通・通訳導線など)
  • 現場教育マニュアルや作業ルールの見直し
  • 就業規則・評価制度の外国人対応

単発契約でも 1件5~20万円の報酬 を設定でき、企業の信頼を獲得すれば定期的な顧問契約にも発展可能です。

3. 紹介・派遣連携モデル ― 候補者供給を“収益源”にする

◎ポイント

自社で紹介業免許を持たずとも、 紹介会社・派遣会社とパートナー契約を結ぶことで、
紹介・派遣成立時の手数料を受け取る仕組みを構築できます。

◎仕組み例

  • 支援機関が「企業側の窓口」として採用要件を整理
  • 紹介会社・派遣会社が候補者を供給
  • 支援契約+紹介手数料の2本立てで収益確保

支援機関は企業ネットワークを活かし、“候補者供給のハブ”として機能できます。

モデル比較表

モデル名収益単価の目安主なターゲット企業メリット導入ハードル
教育事業月3〜10万円/社製造・介護・ホテル長期契約・定着率UP教材準備が必要
コンサル5〜20万円/件新規受入企業高単価・顧問化可能スキル提案力が必要
紹介連携紹介手数料+支援報酬人材需要企業全般連携で候補者確保パートナー構築が必要

実践ステップ:収益モデル導入の流れ(アスレバにて収益モデル拡張をサポート例)

1、現状整理
 支援契約数・単価・リソースを可視化
2、得意分野の明確化
 教育・コンサル・連携のどれを伸ばすか決定
3、 ターゲット企業の選定
 アスレバで企業リスト・アポ取得支援を活用
4、提案資料・スクリプト設計
 アスレバが提供するテンプレートでスピード展開
5、実施→改善
 初期実績をもとに単価UP・継続契約化

登録支援機関が“選ばれる側”から“選ばれる存在”へ

これからの登録支援機関は、単に「支援するだけ」の存在ではなく、企業の人材戦略を共に設計するパートナーへと進化する必要があります。

支援報酬だけに頼るモデルでは、価格競争の波に飲まれるだけ。
教育・コンサル・紹介連携の3本柱を構築することで、 あなたの機関は“価値で選ばれる”存在になれます。

アスレバでできること

アスレバでは、登録支援機関の収益モデル拡張をサポートしています。

  • ターゲット企業リストアップ
  • 架電・メール代行によるアポイント獲得
  • 教育提案資料・スクリプト作成
  • 企業課題ヒアリング代行

これらを一気通貫で支援することで、「営業負担ゼロで新規契約を増やす」体制を実現できます。営業の仕組みづくりから実際のアポイント獲得まで、アスレバがまるごとサポートします。


自社でアウトバウンド営業を導入したいけどリソースが足りない。そのような課題をアウトバウンドセールスの専門家が解決します。

シンキカイタクの仕組み


貴社のための専属チームを組成

営業戦略コンサルタント、作業の実行部隊、データアナリストの貴社専属チームを組成します。

最適なターゲットの選定、アピール文言の作成

専任コンサルタントがオンラインでの詳細ヒアリングをもとにターゲットの選定、アピール文言を作成します。

密なコミュニケーション

貴社の営業部隊として密なコミュニケーションを取りながら営業活動を行います。

PDCAサイクルの継続

中間・月次MTGにて振り返りを専任コンサルタントと行います。コンサルタントが次月への改善策を提案いたします。

サービス開始までの流れ

  • お問い合わせ
  • 課題ヒアリング・ご提案
  • ご契約・サービス提供開始
  • 改善提案・伴走支援

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